C20の岩附由香議長(NPO法人ACE代表)は、会談に参加した10名の市民社会代表を紹介したのち、「世界の400の市民社会組織が力を合わせて作った提言書の中身を、ぜひG20に反映させてほしい」と述べました。また、三輪敦子共同議長は「C20政策提言書2019」を紹介し、「SDGsの達成まであと10年、世界経済の8割を占めるG20の努力に期待する」と述べたうえで、G20の約束を行動に移すことの重要性を強調、「市民社会は世界の問題を共同で解決する用意がある」と述べ、連携を呼びかけました。
安倍総理は、アブドゥッラー王女から受け取った提言について、「皆さんの提言には、G20で議論すべきことがしっかりと込められている。第4次産業革命とグローバル経済があいまって格差が拡大する懸念は承知している。G20として自由貿易、包摂的成長を実現するための議論をしたい。G20各国の違いはあるが、日本の調和の精神を持って、協調しあえる点を探し、大きな目標に向けてともに取り組んでいきたい」とG20サミットへの決意を述べました。
C20サミットを翌週に控え、市民社会と首脳の直接会談が実現し、G20に向けた世界の市民社会の提言が総理に直接手渡されたことは大きな成果です。4月21日~23日の3日間、東京で開催されるC20サミットには、世界各国から600名の参加を予定しています。
【参考】
NHKニュース(2019年4月18日 16時16分)
安倍首相 6月のG20サミット 各国の協調姿勢打ち出す考え
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190418/k10011888301000.html
外務省公式ウェブサイト(2019年4月18日)
Civil20(C20)代表による安倍総理大臣表敬
<4月21~23日 C20東京サミット>
◎4月21日:聖心女子大学グローバルプラザ
◎4月22-23日:虎ノ門ヒルズ・フォーラム5F
G20大阪サミットに向け、世界から多くのNGO/NPOが集まり、G20にかかわる様々なテーマについて討議を繰り広げます。